「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

大南拓磨「僕らしくない良い形で点を取れた」/J1 第35節 柏 vs C大阪【試合終了後コメント】

○大南拓磨

−今日は戦術的にも非常に良い内容の試合ができましたが、90分を振り返って。

「全体的に中途半端な守備をすることなく、下げるときは下げて、ポジションを取って守ることができていたので、そこは本当に良かったと思いますし、攻撃に関しても厚みができたんじゃないかと思います」

 

−浦和戦では食いついた背後を使われて失点しましたが、コンパクトなラインを保てているのは、その時の反省が活かされている?

「相手チームが狙っているのは、自分たちが前からいった裏のスペースなので、前からいく良さもありますが、まずはやられないというところで、しっかりラインを引いて守ろうというのはできていますし、反省を活かして取り組んでできたと思います」

 

−決勝点のシーンを振り返って。

「僕らしくないというか、本当に良い形で点が取れたんですけど、シイ(椎橋)に付けた時にシイがうまく時間を作ってくれたので、僕の周りのスペースが空きました。シイのパスが良かったと思います」

 

−チームとして引き出す動きも増え、前半の武藤選手のシュートシーンも含めて、斜めのくさびの落としからチャンスを作りました。相手の守備を崩すという形も徐々に精度が上がった感触がありますか?

「ゴール前の人数というか、厚みは今日の試合は見られたというか、良かったと感じました」

 

−右サイドでサヴィオ選手があれだけ収めてくれると、攻撃にも出ていきやすい?

「そうですね。サヴィオからも持ったら上がってくれと言われているので、もっともっと連携を擦り合わせなければいけませんけど、サヴィオがボールをキープしてくれることで自分の周りが空くのでやりやすいです」

 

−最近は両SBがフィニッシュに絡むシーンが多いですが、そこはチームとして練習している部分ですか?

「そういう練習をしているかと言われるとそうでもないんですけど、両SBはスペースがあればそのスペースを取りにいけと言われているので、それもあって得点が生まれているのかなと思います。そのスペースを取りにいくか、しっかりリスク管理をするかは自分のセルフジャッジになります」

 

−C大阪も少しずつ立ち位置を変えてきましたが、そこでも大きなチャンスを作らせなかったですが?

「後ろはしっかり堅く、ピンチはなかったので、自分たちにとっても良かったと思うんですけど、途中で大久保嘉人さんが入ってきたときに、ボランチとCBの間に落ちたときに誰がいくのか、そういうところはこれからあと3試合ですけど、もっともっと突き詰めていかなければいけないですし、ラインを引いても守るだけじゃなくて、引いて守る時もあれば、前から行く時もあるというメリハリをつけていかなければいけないと思います」

 

−残留が決まりましたが、率直な感想は?

「ひとまずはホッとしていますし、少し気が楽になったと感じています」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ