「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ハマらない時間帯に失点を許し、攻勢時に決めきれなかったことがすべて/J1 第25節 柏 vs 鳥栖【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第25節

柏 1−3 鳥栖

三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:13分 樋口雄太(鳥栖)、31分 小屋松知哉(鳥栖)、37分 クリスティアーノ(柏)、55分 小屋松知哉(鳥栖)

●スタメン

GKキムスンギュ、DF高橋峻希、染谷悠太、高橋祐治、古賀太陽、三丸拡、MFヒシャルジソン、戸嶋祥郎、クリスティアーノ、瀬川祐輔、FWペドロ ハウル

 

直近3試合は相手のボールホルダーに規制をかけながら、入ってくるボールに対し後方の守備陣が狙いを定めてジャストのタイミングで奪うシーンが多かったのに対し、今回の鳥栖戦はボールホルダーにプレッシャーがかからず、ボールの奪いどころを定められないまま、ビルドアップの入り口を作られて簡単に侵入を許すという、結果の出なかった5月、6月の戦いに近く、試合も1−3で落とした。

鳥栖にとっては、直近3試合の生命線でもあった柏のコンパクトな陣形に穴を空けるため、最終ラインとボランチでボールを動かしながら、柏の前線と中盤を食いつかせ、距離感を広げさせてボランチ脇や背後のスペースを使うというのは狙い通りの形だろう。

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