「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

瀬川祐輔がもたらすもの【コラム】

2020年2月撮影

中断明け初戦、第18節の広島戦で瀬川祐輔が約3か月ぶりにメンバーに名を連ねた。広島戦では途中出場で、11分間のプレーに終わったものの、続く浦和戦ではスタメンフル出場を果たし、試合後にはリモート取材にも応じてくれた。

そこで瀬川はチームを代表して、以下のコメントを残した。

「3か月ぐらいずっと外から見ていて、みんなが迷いながらサッカーをしていると感じていました。広島戦に関しては前線の選手が歩いていることが多くて、後ろの選手が70分過ぎまでゼロで抑えてくれたのに、セカンドボールも拾えなくて、人任せだと感じました。僕が入ったらとにかく人よりも走って、セカンドボールを拾って、当たり前のことを当たり前にやる。戦術云々、サッカー選手の大事な部分を90分間出せればいいと思いました」

おそらく、瀬川はこうした旨の発言をチームに対して普段から発信しているのだと思う。というのも、先日栗澤僚一コーチが「瀬川は責任感が出てきた」という話をしていたからだ。

(残り 1369文字/全文: 1864文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ