「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「チームとして攻守において全員が戦う姿勢を見せることが重要」/J1 第6節 柏 vs 清水【試合前コメント】

○ネルシーニョ監督

−前節の鳥栖戦後、監督は「この試合で得た教訓を活かさなければならない」と話されていました。清水戦に向けて、選手たちには何を伝え、チームをどう修正して試合に臨もうと考えていますか?

「この間のゲームは前半の入りが良くなくて、ゲームテンポも非常に遅い中で守備も組織的にできていない。レイソルの良くないときの典型的と言っても過言ではない試合展開でしたが、後半に入って良くなった部分が次節に活かせる教訓だと思っています。それは入りからアラートに、選手たちの戦術的な姿勢が終始見られましたし、攻撃の形もそれに伴って後半に入ってからの方が作れていました。相手陣地に押し込んでからも焦ることなく自分たちでボールを握り、セカンドボールも相当回数回収できていました。開幕戦から5試合終わったことになりますが、5試合を終えて4試合で敗戦を喫しているこの状況は当然ながら我々にとっては良くない状況であるのは間違いありません。ただ、その敗戦から次に向けての教訓として、一人、二人、調子の良い選手だけで勝敗を決めてしまう戦い方ではなく、やはりチーム全体で組織的に戦い、攻守においてハードワークをして結果を求める姿勢というものがレイソルらしさであり、勝利で戦いを終えるための一番の重要ポイントだと思いますので、ゲームの中で一人、二人の活躍によって勝点を得るゲームはもちろん長い戦いの中で起こりうることですが、そういう戦い方だとシーズンを考えたときに長続きしません。チームとして攻守において全員が戦う姿勢を見せる。それがまず重要なことだと思います」

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