ネルシーニョ監督「良い守備からカウンターという形を再三作れていたが、ラストパスの精度とシュートの積極性で精彩を欠いた」／J1 第4節 川崎 vs 柏【試合終了後コメント】-無料記事-

2021年03月13日 20時31分　
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○ネルシーニョ監督

「今日も非常に拮抗した試合内容でしたが、相手は今シーズンのJリーグの首位を走るチームに対して、良い守備から再三カウンターに出ていくシーンも前半作れていましたし、ただ今日に関しては良い形で守備から攻撃の流れが作れていたんですけど、最後のラストパスがなかなか決まらなかったと。ハーフタイムには選手にもう少しラストパスのところで良いボールを付けてやろうと伝えて、後半に入ってからも良い守備からカウンターという形を再三作れていたんですが、後半に入ってからもラストパスの精度、シュートレンジに入ってからの選手の積極性というものに精彩を欠き、やはり相手の川崎は個々の選手層が相当厚いので、失点シーンに関しては個々のクオリティーというものに一発やられたという展開だったと思います」

−ルヴァンカップを含めて開幕から4試合連続でスタメンだった古賀選手と瀬川選手に替えて、左サイドは三丸選手と仲間選手という組み合わせになりましたが、起用の意図は？

「（古賀）太陽に関しては昨年から相当数の試合をこなしてきた中で、一度休みを取らせるという狙いがあって、替わりに入った三丸も非常に日々のトレーニングからしっかり活動に取り組んでくれていましたので、そういう選手に出場機会を与えるということが一つ。瀬川に関しても同様に、これまで連戦の疲労が蓄積しているだろうということで、なかなか結果も出ていませんでしたので、何か別の一手を打たなければいけないということで今日は別の選手を投入した流れです」

−三苫選手が入ってから、そこからチャンスを作られましたが、事前に三苫選手への対策はあったのでしょうか？

「今日に関しては三苫選手がスタートで来るんじゃないかと思っていたんですけど、そこで高橋峻希を起用したのは、彼の特徴として良い守備から、彼自身スピードに特徴ある選手ですから、ボールを奪ってからの積極的な攻撃参加、カウンター、ショートカウンターに出ていけるだけのスピードのある選手ですので、そこを狙って前節の名古屋戦も休ませて、今節の川崎戦に準備させていました。先ほども言ったとおり、川崎の選手は個々の能力が高いので、失点シーンに関しては結局流れの中で三苫選手の個人技にやられたという状況だったと思うんですけど、ここで三苫選手の個人技でやられたと言ってしまうと、高橋峻希を責めているような感じになってしまいますから、そこは勘違いして欲しくないのではっきり言っておきますが、別に峻希のことを責めているわけではなく、あくまで相手の個々のクオリティーにやられてしまったという内容だったと思います」