「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

流れを変えるのは“試合に飢えている”選手か?【コラム】

再開後、3連敗。

コンディションや試合勘の問題だけでなく、技術的なミスが頻発し、そのミスとセットプレーから多くの失点を許している。

ふと、過去にも似たシチュエーションがあったことを思い出した。もちろんコロナ禍の現在と、その時を一緒くたにできないとしても、苦しい状況を打破した過去の事例として、参考にすべき点は大いにあるだろう。

その時とは今から6年前の夏、2014年7月から8月にかけての戦いだ。

ブラジルワールドカップ開催による中断が明け、7月19日にリーグが再開。しかし柏はホームでの仙台戦をスコアレスドローで勝ちきれず、続くアウェイ2連戦、広島(●2−5)、清水(●0−3)と失点を重ねて連敗を喫していた。中でも清水戦は内容的にも低調なパフォーマンスに終始し、失点の内訳は二つのミスとセットプレーというように自滅の感もあった。

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