「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

第2回「深刻なゴール欠乏症が招いた不振。前半戦の柏は、まだ勝ち方を知らなかった」【2019シーズンレビュー】

第5節の岡山戦で今季初黒星を喫する。

岡山戦は、オルンガ、中村航輔が代表に招集され、ヒシャルジソンが出場停止と、連勝中のメンバーが不在だったこともあり、今季初めて3バックシステムで臨んだ試合である。

4連勝中もすでに得点力には課題が見られていたが、この試合では3本のシュートがバーやポストに阻まれるなど決定機で決めきれず、逆に試合終盤のセットプレーのセカンドから失点を許し、0−1で敗れた。

これまでの試合も最多得点は2点ということで、3点、4点取れるチームにならないと、厳しいリーグを戦い抜くことは難しい」

菊池大介が試合後に指摘した得点力不足は、前半戦の大きな課題としてチームに重くのしかかっていった。

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