「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

リーグ戦ラスト10試合。来季のJ1へ向けて、大切なのは自分たちにフォーカスすること【コラム】

J2も残すところ、あと10試合になった。

今季の最大の目標がJ1復帰であるのは言うまでもないが、昇格と同時に来年のJ1でも勝てるチームになることもまた、チームに与えられた命題である。

「甲府戦では同点に追いつかれた後、向こうのホームなので相手が押せ押せになるのは十分わかっていた。でも、もう一個上のレベルのチームになるには、あそこから自分たちの流れに持っていって、もう一回突き放せるようにならなければいけない。同点に追いつかれた後、耐えるしかなかったのは反省点だった」(大谷秀和)

ピンチがあった中でも後半立ち上がりに先制した。リードを奪ったからには、アウェイの試合であろうと相手を術中にハメてしまうしたたかさが求められる。

ところがリードを奪ってからの試合の運び方には、いくつかの課題が残った。

「監督も試合の後に言っていたし、今日の練習前に言っていたけど『もっとしっかりビルドアップをしなければいけない』と言っていた。ここ数試合は、ちょっと急ぎすぎているというか、ボールが左に行ったら左で攻撃が終わってしまう、右だったら右で行き切っちゃう、そういう単発な攻撃が多く、甲府戦ではロングボールが多かった。間延びしている中でロングボールが多いとオープンな展開になってしまう」(鎌田次郎)

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