「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

前半圧倒も、後半のオープンな展開は反省材料。“快勝”の裏にある課題と向き合うべき/J2 第7節 柏 vs 長崎【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第7節

柏 3−0 長崎

得点者:9分 古賀太陽(柏)、17分 オルンガ(柏)、40分 オルンガ(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF小池龍太、染谷悠太、鎌田次郎、古賀太陽、MFガブリエル、大谷秀和、ヒシャルジソン、瀬川祐輔、FWクリスティアーノ、オルンガ

 

「3連敗が懸かった柏の危機感と、ホームでのアドバンテージと、そこで出てきたスピードとパワーと勢いに序盤は翻ろうされたなという入り方をしてしまった」

これは試合終了後の会見で、長崎・手倉森誠監督の開口一番の言葉だ。

敵将のこの見立てはあながち的外れではない。大谷秀和は「トレーニングでもミーティングでも、監督からいろいろなことを言われましたし(苦笑)、その中で前の方の選手が動きを増やすことをトレーニングでもミーティングでも言われた」と話していたが、中3日という限られた時間の中で、特にミーティングでは戦術的な要求だけにとどまらず、選手たちは相当監督から厳しい言葉を投げかけられたようだ。実際試合直前のミーティングも、普段より相当時間を割いたという。

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