「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

自分たちで良さを消してしまった試合。ビルドアップで詰まったのならば“やり直す”選択も必要/J2 第5節 柏 vs 岡山【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第5節

柏 0−1 岡山

得点者:82分 イ ヨンジェ(岡山)

●スタメン

GK桐畑和繁、DF染谷悠太、上島拓巳、古賀太陽、MF小池龍太、手塚康平、大谷秀和、菊池大介、FW江坂任、クリスティアーノ、瀬川祐輔

 

3本のシュートがポストとバーに阻まれ、この試合でディフェンスラインを引っ張ってきた染谷悠太が負傷してピッチの外にいるときのセットプレーで失点を喫した。ツキがなかったのは事実だが、この敗戦を“不運”の一言で片付けてはいけない。

「自分たちで自分たちの良さを放棄してしまったような試合だった」

これは古賀太陽の言葉だ。本来、柏はビルドアップを得意とするチームであり、古賀をはじめ、染谷、手塚康平、上島拓巳、江坂任など、ビルドアップで長所を発揮する選手がいた中で、その良さを全く引き出せない試合だった。

後ろの3枚が、相手の2トップのプレッシャーでビルドアップで苦しい状態になっていたから、そこが攻撃の良い入り口ができていなかったと思うし、次に受けた選手がすごく苦しい状態のパスになっていることが多かった」(大谷秀和)

(残り 1556文字/全文: 2022文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ