「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

第4回「リーグ8連勝を記録するも、7月の未勝利で首位から陥落」【2017シーズンレビュー】

第14節の浦和戦は、武富の折り返しを中川が決めて決勝弾が生まれた

大宮戦の勝利で暫定首位に立った柏は、第14節ではACLの日程の都合上、1試合消化の少ない4位浦和を迎えた。

浦和とは、それまで公式戦4連敗中。この相性の悪い相手との対戦は、柏が上位を狙ううえで“前半戦の大一番”という位置づけだった。

試合のシチュエーション、内容、結果を総合的に見れば、この浦和戦は2017年シーズンのベストマッチのひとつだっただろう。前半終了間際に挙げた中川寛斗の先制弾を、中村航輔の3つのビッグセーブを含む守備陣の奮闘もあって守りきり、3年ぶりに浦和から勝利を収めて首位を堅持した。同一シーズンの8連勝は1996年以来21年ぶりの快挙だった。

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