【インタビュー】 大谷秀和によるシーズン総括 第1回「あれほど長い間勝てなかったのは俺自身プロに入って初めてだった」 -3355文字- (2016/12/04)
■ ヤマザキナビスコカップの横浜FM戦の勝利が大きかった
−まずはシーズンのスタートを振り返ります。オフに主力選手が移籍し、チームが様変わりをして、なおかつ新監督が就任。その状況下で勝てない序盤戦となりました。
「良い状況とは言えなかったですね。でもメンデス監督が求めていた球際の激しさ、縦への意識、アグレッシブな姿勢は、昨年のサッカーの足りない部分をプラスするという意味では決して悪いとは思わなかったし、そこを昨年のパスをつなぐサッカーとうまく融合できればという感じだったけど、その激しいスタイル側がすごく強すぎたと思います。メンデス監督は『お前たちの強みはなんだ? パスをつなぐことだろう?』と言っていたので、もしかしたらパスに関しては練習時間を多く割かなくても継続してできると思っていたのかもしれない。でもパスでボールを動かすことは、味方の位置を把握したり、みんながスペースを見つけたり、距離間やポジショニングを大事にしていくけど、今年の序盤はパスをつなぐにしては人の距離が遠すぎて、メンデス監督の求めるサッカーと昨年の自分たちの強みがなかなか噛み合いませんでした。
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