「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レビュー】 天皇杯4回戦 柏 vs 湘南 「走り負けたゆえの完敗、そして呆気ない幕切れでシーズンは終焉」 -1998文字- (2016/11/13)

天皇杯4回戦

柏 1−3 湘南

得点者:25分 輪湖直樹(柏)、52分 ジネイ(湘南)、68分 高山薫(湘南)、85分 大槻周平(湘南)

●スタメン

GK中村航輔、DF増嶋竜也、中谷進之介、中山雄太、輪湖直樹、MF小林祐介、大谷秀和、武富孝介、FW伊東純也、田中順也、クリスティアーノ

 

試合前日の真冬のような天気から一転、公式記録によれば試合時の気温は24.6℃と夏日に近いところまで上昇した。

この寒暖差と季節外れの暑さは、おそらく試合に影響を及ぼすだろう、そしてハイプレスに来る湘南より、ボールを動かせる柏の方に優位に運ぶのではないかと思って試合を見ていた。

柏は福岡戦同様、攻撃時には3−4−3にスライドし、湘南は従来の3−4−3ではなくリーグ戦ラスト2連勝と同じ4−4−2のシステムである。10月のBMWスタジアムでの試合は、柏の2CBとアンカーに対してハイプレッシャーをかけてきた湘南だったが、この日はサイドに追い込んだとき以外はプレスの強度はそれほど強くはなく、リトリートした陣形を組んで守る。

(残り 1549文字/全文: 1995文字)

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