「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【コラム】 秋野央樹、意識の変化とプレースタイルの進化 「腕章を巻くからこそ」 -2115文字- (2016/08/17)

U-18時代から意識は高かった。プレーの安定感もひとつ抜けていた。だが線の細さもあり、守備面では頼りない面もあった。プロ1年の2013年、「自分の課題は守備」と明言し、フィジカル面の強化と守備力の向上を目指す反面、パス出しと攻撃面を信条とする持論どおり「相手に当てられないポジショニングをもっと突き詰めていく」とも話していた。

ただ、プロ4年目を迎えた今年、明らかに秋野央樹の意識には変化が見られている。大谷秀和や栗澤僚一が、昨年・今年とチームの課題として挙げている「勝利にこだわる意識」と、それに伴うピッチ上での戦う姿勢や球際での激しいぶつかり合い。いわゆる“Vitoriaの精神”の重要性を、23歳以下の若手選手の中で最も口にしているのが他でもない、秋野自身である。

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