【インタビュー】 秋野央樹「僕たちの世代がもっと上を刺激していく(後編)」 -3863文字- (2015/08/10)
柏のサッカーにおいて、アンカーはビルドアップの入り口を担う重要なポジションである。そのポジションで、ファーストステージの終盤から出場機会を増やしている秋野央樹は、持ち前のパスワークと安定感を生かして存在感を発揮始めている。セカンドステージの巻き返しとACL制覇へ向けて、“若手”から“主力”への脱却を図る秋野が、前半戦に感じた課題、U-18時代と現在の対比、そして後半戦への意気込みを語る。(取材日:2015年7月8日)
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■ 今のサッカーができるようになれば隙のないチームになれる
―秋野選手はアカデミー時代からこのサッカーをやっています。現在のトップチームの抱える守備面の課題がユース時代に出るようなことはなかったのですか?
「あまりなかったです。同じ守備の仕方でも、もちろん強度は全然違いますし、ユースの時は守備の回数がものすごく少なかったんです。なので、ここまで守備で相手に走らされることもなかったので最初は戸惑いました。やっぱり相手はプロですからユースの選手よりも柔軟ですし、責任感やクオリティーも全く違います。ユースの時は押し込む試合が多かったのであそこまでカウンターを受けることもなかったですし、ボールの失い方もはっきりしていました。相手に蹴られても限定できているので、後ろの選手が簡単に回収できる。逆に今はそういうところができていないということなので、もっと突き詰めて、行けるところは勝負すべきだと思いますが、バランスが悪いなら周りの選手が怒鳴ってでも行かせずに落ち着かせることも必要だと思います」
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