「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レポート】 前半戦レビュー ~後編~ 「ACLベスト8進出とリーグ戦7戦未勝利」 -2407文字- (2015/07/05)

5月の初戦、ファーストステージ第9節の清水戦を迎える。

清水はその前の第8節山形戦で、3点のリードがあったにもかかわらず、終盤の立て続けの失点で引き分け、チーム状態は良くなかった。対して、柏は川崎をアウェイで4-1で撃破、勢いの差は明白だった。

しかし、前節の悪い流れを断ち切ろうと、なりふり構わず自陣に籠った清水の守備を崩せずに、痛恨のスコアレスドローとなる。90分を通じて清水を押し込んだ試合だったかもしれないが、圧倒的にボールを保持したわりにはシュートは9本と少なめ。確かに闇雲にシュートを打つことが良いとは限らない。完全に崩して、良い状態でシュートを打とうという狙いも分かる。だが、シュートを打たなければゴールは生まれない。シュートの選択肢を持って良い場面でもパスを選択し、その結果攻撃が手詰まりになり、チャンスを逸する。

(残り 2033文字/全文: 2396文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ