2024シーズン総括 脆弱すぎるクラブ組織が招いた敗北 #1【いわてグルージャ盛岡】
「最強のメンバー」はなぜ圧倒的最下位に沈んだのか
2024年1月14日。
シーズンの新体制発表会にて当時の秋田豊社長は「どうですか、みなさん!グルージャ史上最強のメンバーだと思いませんか!?」と盛大に煽り、プレーオフは考えずにリーグ優勝、ストレートインでの昇格を目指すと豪語した。
それから約10ヶ月。
チームは3試合を残して早々に最下位が確定。JFLの栃木シティが昇格の要件を満たしたことで降格、そしてJリーグからの退会も決まった。
客観的に見て、最強のメンバーとは思えない(昨年の方が相当に強かった)し、年齢、ポジションごとのバランスも悪い。昇格どころかプレーオフすら厳しい予想を当時から抱いていた。おそらく一部のサポーターも同じ思いを抱いていただろうが、大多数のサポーターにとっては違っていただろう。J2への返り咲きを本気で信じ、希望に満ちたシーズンインとなったに違いない。
それでもふたを開けてみれば、前述のように圧倒的最下位で降格という体たらく。なぜこんなにも目指すところと現実に乖離が発生したのか。
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