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クラブ史上3人目となる11ゴールを達成した和田昌士 全ゴールプレーバック③【いわてグルージャ盛岡】

このシリーズ最後となる本稿。クラブ史上3人目の二桁ゴールをマークした和田昌士の全ゴールをプレーバックする第3弾は9ゴール目から11ゴール目までを振り返る。シーズンは残り2試合。さらなるゴールに期待が集まる。

9.第30節・松本山雅FC戦 先制点となる難しい体勢からのボレーシュート

【公式】松本vs岩手の試合結果・データ(明治安田生命J3リーグ第30節:2023年10月8日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

監督交代後、初ゴールを記録したのはアウェイでの松本戦。34分、岩手は左サイドでボールをつなぐと、中央の弓削が右に開いた宮市へパス。ペナルティーエリアの角付近の深さから真横に低いクロスを入れると、和田がバックステップを踏みながらうまくボールを捉えると、シュートは相手DFの股を抜けゴール右隅に鮮やかに決まった。クロスのタイミングではオタボーが和田の前をスプリントし、DFの注意を引き付けたことで生まれた背後のスペースをうまく使った形。下がりながらのボレーシュートを枠内に飛ばすのはかなり難易度が高いが、ステップワークと体の使い方、ミートの仕方が秀逸で、技術の高さをみせつけるゴールだった。試合はこのゴールを皮切りに計4得点を奪い、岩手が松本にシーズンダブル。3連勝に貢献した。

10.第34節・鳥取戦 秀逸なポジショニングとファーストタッチが生んだ同点ゴール

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