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岩手を沈黙させた、町田の対策とは?【いわてグルージャ盛岡】【第2節レビュー】

開幕戦で昨季8位の千葉相手にクリーンシートでの勝利を挙げ、町田戦で連勝を目指した岩手だったが、攻守で相手に上を行かれ、最終的にはPKによる失点で敗れる形となった。

千葉戦とは違った姿にも感じられた試合内容だったが、岩手は何が変わり、町田は何を仕掛けてきたのか。

 

千葉戦同様のプランで臨んだ岩手

まず、岩手にフォーカスする。

メンバーはGKの野澤大志ブランドンがコンディション不良により欠場。代わりにゴールを守ったのはこの日がプロデビュー戦となる松山健太だったが、難しいシチュエーションにもかかわらず、落ち着いて堂々たるプレーを披露するなど、この日最大の収穫といって差し支えないパフォーマンスをみせた。それ以外のフィールドプレーヤーは千葉戦と全く同じ陣容で臨むこととなった。

戦術的にも千葉戦を踏襲する形で、基本的には右肩上がり。右WBの宮市剛が高めの位置取りをして、高さと強さで起点となり、ブレンネルも右に流れて時間をつくるという狙いは変わらず。守備では相手のバックパスに対してはハイプレスをかけるシーンも何度かあったが、基本的には[5-4-1]の陣形をとりゾーン2からのミドルブロックがベースとなっていた。

 

弱点を的確に突いた試合巧者の町田

一方の町田は岩手の弱点を的確に突く戦い方で試合の優位性を保ち続けた。これは敵将のポポヴィッチ監督のコメントからもその一端をうかがい知ることができる。

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