「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

岩政大樹監督「ビルドアップのところは、今日が初めてくらい、あれだけ自信を持ってやれるようになった」/【コメント】明治安田J1第16節 浦和対鹿島

■岩政大樹監督

この埼玉スタジアムでの浦和戦というのは、いろんな思い出があります。今日も一角にしか入れない鹿島サポーターの皆さんが声を涸らしてサポートしていただいて、非常に心強かったですし、そのなかで勝点3が取りたかったな、というのが正直なところです。ただ、選手たちはずっと積み上げてきているものを、こういうレッズという強い相手に対しても表現できるようなって来ているという手応えもありながら、ここからどのように次につなげていくかということを、また整理をつけてやっていかなきゃなというところを感じています。いろんな意味のある勝点1だったと思います。

 

ーー後半の展開の評価をお願いします。岩政監督が望んだような部分と、思うようにいかなかった部分を教えてください。

浦和レッズは今年20点中15点を後半で取っています。それによって選手たちにはかなりの自信になっていると思います。後半に、特にこの埼玉スタジアムの雰囲気を含めて押し込んでいくというのは、彼らがかなり自信を持ってやってきていることが、いちばん大きな要因だと感じています。その中でどのようにうまくやるかということで、交代選手をうまく使いながら、ある程度プラン通り行っていきましたけど、最後、守り切ったというところの良さと、ゴール前のところは外さずにしっかりマークを着いて、ゴールキーパーを含めてコースを消して守り切ったところもありました。少し中盤を支配されて押し込まれたところもありますし、ここはもう少し事前に準備できることがあればやりたかったな、と思っています。いずれにしても相手の特徴はかなり踏まえて選手たちがプレーしてくれて、概ね予想通りの中で選手たちは守備をしていたと思うので、それほど混乱はなかったんじゃないかと思います。

 

ーー前半は完璧かどうかはわからないですが、かなり圧倒的な内容だったと思います。あのなかで点が取れなかった要因は?

今日は中盤の構成を少し変えて、メンバーは1人しか変えてないんですけども、立ち位置も逆にしたり、それぞれのタスクも少し変えたところもあって、その辺りでボールを動かすことはかなりできて、これは大きな収穫だったんですけども、動かしながらゴール前にどのように入っていくか、というところは浦和レッズのゴール前が堅かったな、というのもありつつ、自分たちが準備したところがもうちょっと出せればな、というところはありました。これは次のステップですね。動かしながら、誰がどこに、どのように入っていくかというところまでは、もうちょっとかな、というところがありましたね。

 

 

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