「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

勝てた試合を自滅で落とす/【レビュー】明治安田J1第2節鹿島対川崎F

勝てた試合をみすみす落としてしまった。

これまでも川崎Fを追い詰めたと思ったところから、土壇場で追いつかれたり勝ち越されたりする試合は何度もあったが、今回に限っては明らかな自滅。このチームの最大の弱点である若さが悪い方に出てしまった。

岩政大樹監督は、前半が終わったあともしばらくコーチングエリアで沈思黙考を続け、試合終了後もピッチを見つめながら考えを巡らせていた。

僕も頭の中を色々なことが駆け巡っていて、どのようにこれを捉えるべきかというところは、安易に言葉にできないところがあります

68分に知念慶と樋口雄太が、86分に鈴木優磨が下がったところで試合が変わってしまった。89分に同点弾を許し、90+11分にPK献上からの逆転弾。開始5分、ゴールを決めた知念が両手を大きく広げてサポーターにアピールする姿は神々しいほどの美しさだったが、最後に勝ったのは彼ら。8年ぶりの川崎F戦勝利とはならなかった。

 

 

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