「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

疲労があるからこそ増す声の重要性/【プレビュー】明治安田J1第16節 FC東京対鹿島アントラーズ

2試合引き分けが続いたあとの一戦だ。来週のミッドウィークは天皇杯2回戦のため主力選手を休ませることもできるだろう(対戦相手は、新潟医療福祉大学)。連戦もひと段落つくだけに、持てる力を全てぶつけたい。おそらく、FC東京のホームである味の素スタジアムには多くの鹿島サポーターが駆けつけるだろう。いい雰囲気のなかで試合ができるはずだ。

「正直に言えば、きついことはきついです」

アルトゥール・カイキは連戦続きで体に疲労が溜まっていることを否定しなかった。そして、「けれど、我々が目指しているところというのは、こういった条件も含めて乗り越えるっていうところ」と続ける。明日は30℃近くまで気温が上がることが予想されている。レネ・ヴァイラー監督も「気温の変化に関して対応することは選手に求めています。同時に、苦しい中での献身性も求めているので同時かなと思います。賢い形で選手たちには求めていますし、また気温が上がることによって、いまみたいな走り方ができなくなると思っています」と話す。

今回も、最大出力は高めつつ、出すところは出し絞るところは絞る賢い戦いが一つのテーマとなるだろう。

 

© KASHIMA ANTLERS

 

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