「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

鍵は後半。ベンチを含めて高い強度を保てるか/【プレビュー】明治安田J1第14節 浦和レッズ対鹿島アントラーズ

中2日で闘う過酷な条件での試合だ。試合時間の予報は気温20度前後。今日ほど暑くならないとなれば、試合中に選手のパフォーマンスがガクンと落ちることはそこまでなさそうだ。

選手たちはいい準備を積めている。連戦になるのは上田綺世、関川郁万、安西幸輝の3人のみ。残りの主力のほとんどは鹿島に残って万全の準備を整えることができた。フィジカルに特徴を持つ常本佳吾や樋口雄太はG大阪戦で敢えて30分ほどの出場時間が与えられこの試合に備えてきた。いい状態で浦和戦を迎える。

危ういバランスの上に立っているのは浦和の方だろう。

現在、6試合連続で引き分けておりACLから戻ってきて柏、広島、横浜FMと戦ってきたが、決していい内容とは言えない。ただ、前節は横浜FMに前半だけで3点のリードを許したところから、後半にキャスパー・ユンカーが爆発。得点毎にスタジアムの空気を変え、ハットトリックの活躍で負け試合になんとか勝点1をもたらした。とはいえ、激戦を繰り広げて中2日でこの試合を迎えるなければならない。勝っていれば違う気持ちで望めたかもしれないが、確実にダメージは残っているだろう。

鹿島としては、彼らのギアが上がる前にリードを奪いたい。自信を喪失させ、前節のような“窮鼠猫を噛む”状態にさせないことが、この試合のミッションとなる。

 

 

© KASHIMA ANTLERS

 

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