「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

嫌なタイミングで迎える柏戦。ペースを握るのが難しい相手にどう立ち向かう?/【プレビュー】明治安田J1第3節 鹿島アントラーズ対柏レイソル

やりたいことはだいぶ見えているのに結果が伴わない。特に、ホームで公式戦2連敗、2試合連続無得点では批判は免れない。とにかく点を取って勝つことが求められる試合だ。

そして、このタイミングで柏との対戦を迎えるのは少し嫌な感じがする。キャンプから取り組んできたことが試合結果として表れていれば特に問題なかったのだが、この2試合はそこで少しつまずいている。さらに、柏はドウグラスをターゲットに敵陣に押し込むサッカーをしてくるチームだ。キャンプで取り組んできたことが出しにくい相手である。

理想を言えば、前半から川崎F戦やC大阪戦の後半のように自分たちのやり方でゲームを支配し、その中で先制点が奪えればこれまでの暗雲を一気に晴らすこともできるだろう。しかし、柏はガチャガチャした展開を望んで仕掛けてくると予想される。おそらく前半の立ち上がりは自分たちのペースで試合が進んでいるという実感が持てないまま、試合を進めざるを得ない。それでもブレずに戦えるか。自信を持てていない状況でメンタルの強さが問われる試合となるだろう。

 

©KASHIMA ANTLERS

 

 

(残り 1673文字/全文: 2158文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ