痛恨のミスをおかした関川郁万が抱く夢/【レビュー】明治安田J1第2節 鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ
時計を巻き戻すことができたらどれだけいいだろう。関川郁万のミスが完全に出鼻を挫いてしまった訳だが、あれがなくても前半は同じような展開になったのだろうか。今となっては確かめようのない別の未来も見てみたかった。
前半はとにかく“待ち合わせ場所”を見出すことができなかった。相手は構えているだけなのに強いプレッシャーを感じてしまったのか、その構えを崩さないまま楔を差し込んで簡単に回収されてしまった。前線にロングボールを蹴り込んでもセカンドボールが落ちるアンカーの位置にはつねに橘田健人がいる。チャナティップと脇坂泰斗という二人のインサイドハーフも内側にいるため、必然的にセカンドボールも支配された。鈴木優磨が孤軍奮闘したところで試合の流れを大きく変えるのは難しい。フロンターレのいいところばかりが目につく45分になってしまった。
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