「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

絶好調、上田綺世!/【練習レポート】@宮崎キャンプ 1/31午前

今日(31日)は、久しぶりに宮崎らしい快晴に恵まれた。風は冷たいものの、暖かい日差しを受けると背中がじんわり汗ばんでくる。上着を着込みすぎると暑いくらいのいい気候だった。そして、試合翌日だった30日は、軽めの調整で終わっていたが、今日は再び心拍数の高いメニューに取り組んだ。

筋力トレーニングなどに取り組んだあとは、今日も鳥籠系のメニュー。3対2のパスまわしは2対2+1。1人がフリーマンで加わり、ボールを奪って終わりではなく奪ったボールをつなげるところまでが求められる。

岩政大樹コーチからは「俺たちはまだチャレンジャーだよ」と声がかかる。守備のところを怠っては優勝できない、と選手たちに発破がかかっていた。

驚いたのがディエゴ・ピトゥカ、染野唯月、中村亮太朗のトリオが組んだときだ。パス技術が高い彼らは全くミスなくボールを繋いでいく。

 

技術のある選手はパッと集まっても同じ絵を描けるものだが、細かな技術がある彼らはまさにそんな感じだった。気がついたところからでも30本以上のパスがつながったのではないだろうか。そのままボールを失うことなく制限時間を迎えると、拍手している中村が見えた。彼にとっても会心のプレーだったのだろう。

 

ちょっとした練習ながら選手が持っている巧さを感じさせる瞬間だった。

ただ、3人も十分に驚きを与えてくれたが、それ以上に存在感を放ったのが上田綺世だ。先日の町田戦こそノーゴールに終わったものの日本代表での練習試合、そして金沢との練習試合で2試合連続ハットトリックを決めたのも納得できる。午前中に見せた上田のパフォーマンスは圧倒的だった。

 

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