「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

特徴的な左肩上がりと、それを支える右サイドの選手たち/【コラム】@宮崎キャンプ

ここまでの宮崎キャンプで練習試合を2試合見ることができた。少しずつ新生・鹿島の姿が像を結ぶようになってきたので、ここで一度整理したい。

 

 

 

●システム

いまのところ[4−4−2]がベースとなりそうだ。ただ、そこにはいろいろなバリエーションが加えられている。

「やっぱり[4−4−2]だと、どれだけ中盤だったり組み立てる選手が気を遣えるか、ポジショニングを自由に動かせるかというのが重要だと思う。2トップでも縦になって[4−2−3−1]みたいになったり2シャドーになったりというのは、その選手だったりその選手の個性に合わせて臨機応変にその状況に合わせて動けた方がいいと思うし、その指示も出ていた」(上田綺世)

本当は、試合の状況や展開、選手の組み合わせで並びやポジショニングを臨機応変に変えられるのが理想だろう。それも、選手たち自身が相手の動きを感じ取って変えられるのが理想だ。試合前から「今日は[4−2−3−1]で行こう!」と指示を受けて機能できるかどうかも大事だが、相手のやり方を見てピッチの中で動きを変え、結果的にそうなっている、というのが真の意味での理想となる。

(残り 2104文字/全文: 2600文字)

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