「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

鹿島と相性が悪かった交代枠の増加/【チーム編成】

 新型コロナウイルスの影響で、国際サッカー評議会(IFAB)は2020年5月に1試合の交代枠を各チーム5人に拡大することを発表した。Jリーグにもそのルールが適用されており、さらに2021年に入ってからは脳震盪による交代枠も加わり、ルヴァンカップでは延長戦に入ったときはさらに1枠交代が増える運用がなされている。

 この制度変更はサッカーを大きく変えた。当初は暫定的な処置だったが、コロナ禍が簡単に収まらないところを見ると、まだしばらくはこの処置は続くだろう。もしかしたら、このまま常設のルールとして定着するかもしれない。

 このルールをうまく利用できているチームは、Jリーグでも上位を占めている。川崎F然り、横浜FM然り、名古屋グランパス然りだ。

 一方で、鹿島はあまりうまくいかせていない。鹿島が長年培ってきたチームビルディングのやり方にそぐわず、なかなかメリットを享受しづらい現状がある。

 

(残り 2100文字/全文: 2495文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ