「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

DF33関川郁万「『この人についていくべきだな』っていう先輩に出会えた」/【プレイヤーズファイル】

 誰でもそうだと思うが、同じことを言われてもカチンと来る相手と、すんなり受け入れられる相手がいる。言われたくない人からの指摘は「そんなことわかっている」「やろうと思っていた」と反発したくなるのに、心から尊敬する相手からの諫言、苦言は「確かに」と思ってしまう。

 関川郁万にとって、広瀬陸斗はそうした存在だ。

「ホームの試合当日、ベンチ外になったとしてもその振る舞い方だったり、そういうのはすごく自分の中で勉強になるものがあった。『やっぱりこの人についていくべきだな』っていう先輩に出会えた」

 加入1年目に出場機会がなかなか与えられず「こんなに出られないと思わなかった」と口にしていた選手にとって、ベンチ外になっても不貞腐れるわけでもなく、先頭に立ってチームを鼓舞する先輩の姿は、強い衝撃を残した。関川の止まっていた歯車は、広瀬と出会ったことで再び回り始めた。

 

 

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