前回対戦と蔚山が示してくれた川崎F対策/【プレビュー】明治安田J1第32節 鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ
直近のリーグ戦の対戦では11戦して4分7敗。圧倒的に負け越している川崎Fとの対戦だ。
川崎Fは田中碧と三笘薫が今夏で海外に移籍し、谷口彰悟と大島僚太を怪我で欠いている。ルヴァンカップでは浦和に、AFCチャンピオンズリーグでは蔚山現代に敗れ、2つのタイトルを相次いで失った。しかし、前節は5連敗中だった徳島と対戦し3−1で勝利を掴んだ。公式戦では実に4試合ぶりの勝利ということで、一定の手応えを得られたと思われる。
蔚山は川崎Fに対して見事な戦いぶりだった。前線には長身のFWオ・セフンがどっしり構え、右のイ・ドンジュンとトップ下のイ・ドンギョンはスピード豊かなアタッカーだった。左のヴァレリ・カザイシュヴィリもキープ力に優れ技術が安定している。川崎Fが前からプレスで嵌めようとしても、ロングボールをオ・セフンに合わせ足の速い選手たちがセカンドボールに狙いを定めている。警戒した川崎Fのラインが下がると、巧みなパスまわしでボールを前進させ、フロンターレの網をかいくぐっていく。韓国のチームらしい力強さと、現代的なロジカルな部分が合わさった好チームだった。
鹿島もそうした試合運びができれば最高だ。
「素晴らしい相手だと思いますし、我々は首位のチームに、そしてディフェンディングチャンピオンですよね、昨年のチャンピオンにチャレンジする。そういう戦いにしっかりとしたいと思いますし、そこからやはり勝ちを奪う。そういうことをサポーターのみなさんと一緒に成し遂げたいというふうに思います」
相馬直樹監督は、改めてチャレンジすることを誓っていた。
(残り 1308文字/全文: 1982文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ