こんな状態だからこそ期待したいあの選手/【コラム】
福岡戦は、ザーゴ体制から引き継いだ相馬新体制への期待感を打ち砕く、決定的な試合だった。18年のクラブW杯でのレアル・マドリード戦とそれに続くリーベル・プレート戦、そしてその年の天皇杯決勝神戸戦。これまでも、時代の波に乗り遅れたことで決定的な差を見せつけられた試合は複数回味わってきた。福岡との試合も、そこに匹敵するくらいの完敗だ。いよいよ状況は逼迫してきた。
ただ、こんな状況だからこそ、伸びる選手とそうでない選手がはっきり分かれそうだ。
チームとして不備が多いということは、逆にいえば自由な裁量が許される領域が多いことも意味する。試合を戦いながら状況を整理し、まわりに伝達する力があれば、まわりを使いながら自分好みの状況に持っていくことも可能になる。ゲームモデルがはっきりしないなら、局面の戦術だけでも自分で作ってしまえばいい。
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