「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

ここ2試合とは違う展開を期待/【プレビュー】明治安田J1第20節 鹿島アントラーズ対コンサドーレ札幌

 4連戦の最後はしっかり勝利で締めくくりたい。ここ2試合、敗れてはいないものの攻撃が機能せずドローが続いている。仙台戦は試合の最終盤でようやく1点を返せただけであり、大分戦はシュートを3本しか放つことができず1点も奪うことができなかった。このまま中位に沈むのではなく、上位進出を目指すためにもここはしっかり勝点3を奪いたい。

 相馬直樹監督としては、仙台戦と大分戦のドローでは少し意味合いが違うと感じていた。

「ドローではありましたけれど、すべてが悪かったわけではないところを選手たちとも共有しました」

 大分戦では、相手がかなりの部分で守備に対してエネルギーを割いてきたと分析していた。

「その一個前で言えば、仙台さんのときの方がゴールに向かう回数というのは多かったんですけれど、最後そこを取り切れなかった部分もあったかと思っています。ただ、我々の中でいうと、前向きなエネルギーは出せていた部分があった。そこを点にするという意味ではもう一工夫だったり、もうひとクオリティーというのも必要だった。タイミングも含めてになると思うんですけれど、そういった部分というのを次のゲームでは上げていけるかどうか」

 

 攻撃のテンポ、パスのリズムはいまひとつだった。ディエゴ・ピトゥカのリズムをチーム全体に波及させたい。

 

 

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