相馬体制、最初の正念場。守備を強く意識する相手を崩せるか?/【プレビュー】明治安田J1第13節 鹿島アントラーズ対FC東京
FC東京が苦しんでいる。川崎Fに2−4で敗れたあと、福岡に0−1、鳥栖に1−2、横浜FMに0−3と連敗し、目下4連敗中。水曜のルヴァンカップで神戸と戦い、0−0で終えることができたが、すでにグループステージ突破を決めていたこともあってメンバーを大幅に入れ替えて臨んでいた。本当の意味で調子を取り戻せているとは言えないだろう。
だからこそ普段よりも難しく、相手の警戒心は強いと予想される。連敗中は中盤の底を1枚でまかなうアンカーシステムだったが、ルヴァンカップではダブルボランチに変更している。それだけゴール前のスペースは小さくなっており、相手の守備を動かす工夫が求められそうだ。
0−0に終わり一息つけたルヴァンカップ神戸戦のあと、長谷川健太監督は次のように話している。
「苦しい試合展開ではありましたが、今日はチームとして戦うということができた。少し淡泊な試合が多くて、一度、粘り強く良いときのFC東京のサッカーを取り戻そうと試合に入った」
「アンカーのシステムとダブルボランチのシステムと、やっぱりディフェンスラインの動き方だったり、ボランチの動き方、サイドプレーの動き方とか全体的に動き方が変わってくる中で、そういう確認をおこたってきたツケが前節に出たと思いますので、今週、中3日という期間でしたが、良い確認が選手たちとできた。もちろん、これをリーグ戦につなげないといけないが、前半に1回ヘディングで叩かれたシーンはありましたけど、それ以外は本当にしっかりと対応できた。もう少しこなれてくればもっと良くなると思うので、また中3日でしっかりと準備をしていきたい」
おそらく相馬監督もこのコメントをチェックしたのだろう。
「健太さんのコメントでもいくつか表れていますけれど、特に守備のところをもう一度整理するというかね。実際、この前のカップ戦の中では表れていたものというのがあるのかなと思っています。当然、(相手が)4連敗中だから我々が優利だとかそんなことはまったくなく、本当に相手も良い準備をしているというのは非常に感じる。このゲームにフォーカスして、ゲームに臨むこと、100パーセント以上の力を持って戦いに入ること。やっぱり、そこがまず一番大事なところになるのかなと思っています」
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