新監督の船出。相馬監督にかかる期待/【コラム】
石井正忠監督もそうだったが、あの時代を知る元選手とはものすごく大事なものを共有できる感覚を得る。相馬直樹新監督も、そうだった。
「強いアントラーズを取り戻す」
その言葉の意味を問われた相馬監督は、94年というクラブ黎明期に加わったメンバーであることを強烈に思い起こさせる説明を口にした。
「もともとはJリーグのチームができるとは思われなかったところにできたチームですから。いろいろな意味で、もう一回チャレンジャーであったり、我々はやはり一番後ろから上がっていくというか、足元をしっかりと見て、これまでいろいろな人たちが作ってきた実績だとか、そういうものにふんぞり返ることはなく、もう一回足元を見て、自分たちは足元を見ながら勝っていてもはいつくばって、また勝ちを取りに行っていたんだよ、という、そういうところを出していかなければいけないんじゃないかなと思っています」
これを言えるのはあの時代を経験した人にしかできない。
©KASHIMA ANTLERS
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