「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

今季初のアウェー戦。アウェー戦。勝点3を持ち帰りたい/【プレビュー】明治安田J1第5節 アビスパ福岡対鹿島アントラーズ

 4試合連続で先制点を許しているアビスパ福岡との対戦だ。彼らは4試合を終えて1勝1分2敗の勝点4。残留が第一目標となるはず昇格組としてはまずまずのスタートかもしれない。ただ、6得点8失点と失点数がそれなりに多いのは彼らとしては誤算だろう。

 福岡の印象を聞かれたザーゴ監督は「非常に守備的なチームで、また体格の強い選手がいる。また守から攻へのカウンターの切り替えが非常に素早く、特に右サイドからの攻撃が非常に目立つチームではないかなと思っています」と答えた。右SHは金森健志のポジションだが、おそらくは右SBのエミル・サロモンソンのことを指していると思われる。清水戦で直接FKを決めたスウェーデンからの助っ人は、前節の徳島戦でもカウンターのチャンスに長い距離を勢いよく攻め上がりGKの股間を抜くフィニッシュを決めている。彼の攻撃参加は注意すべきだろう。

 また、前節の試合直前には先発予定だったブルーノ・メンデスが負傷し、出場を回避している。この試合で出場してくるのかわからないが筋肉系のトラブルであれば難しいかもしれない。

 

 鹿島としてはやはり荒木遼太郎に注目が集まる。開幕4試合連続得点となれば10代では城彰二以来の快挙となる。先発するかはわからないが、通常であればメンバーに入るはずだ。

 

 ただ、ザーゴ監督は昨日の会見で「選手疲労度の測定を1種類やり何人かは平均以上の疲労度が見受けられる。まだ時間はあるので明日はまた違う測定をやって選手たちの状態を見る。あとは選手たちともコミュニケーションを取って、そのメンバー選考というものをしっかりとやっていければなと思います」と話した。もしかしたら何人かの主力選手の起用は見送られるかもしれない。

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