「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

GK31沖悠哉「若いキーパーたちがどう練習の中でアピールしていくかで、練習の雰囲気やモチベーションも変わってくると思う」/【プレイヤーズファイル】

 現在、GK練習は3人で行われている。曽ヶ端準が引退し、クォン・スンテは来日しているものの2週間の隔離期間が必要だ。そのため沖悠哉、山田大樹という昨季までのメンバーに早川友基が加わった若い3人で練習をスタートさせている。

 当然、練習の順番は沖が一番最初だ。年齢的には早川が一番上になるが沖とは1学年しか変わらない。山田が沖の2学年下となるが3人は年齢の近い。長年、練習の手本を示す意味でも曽ヶ端が一番初めにゴールマウスに入っていただけに「なんか変な感じがします」と少しこそばゆいところがあるのだろう。

 昨季はリーグ戦24試合で先発し16勝3分5敗という立派な成績を残した。彼だけの力ないことは当然だが、チームの流れを変えるために大きな働きをしたことは間違いない。だからこそ、今季は自信満々で臨んでいるのかと思われたが、そうではないのが沖悠哉が昨季もしっかり地に足つけた成績を残した理由だろう。

「メンタル的にも少し自信を持ててる状況だと思うんですけど、その自信が怖い」

 自信が慢心に変わる怖さを、沖は21歳という若さでよく理解していた。

©KASHIMA ANTLERS

 

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