「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

大局を捉える感覚。遠藤康が受け継いできたもの/【レビュー】明治安田J1第31節 横浜Fマリノス戦

 上田綺世の完璧なゴールも、エヴェラウドの豪快なゴールも、遠藤康の美しいゴールも、そのどれもがスーパーゴールだった。1つだけなら「そういう日もある」と横浜FMの選手たちもすぐに切り替えられただろうが、3つも重なると受けたダメージは相当なものだろう。

 ゲームの内容には強いこだわりを持つ敵将ポステコグルー監督は「今季、コントロールできなかった試合がたくさんあったとは思いません。ただ今季、失点があった中でも後半の45分間、ボールを持つことができなかったことはありませんでした」と振り返っていた。

 名古屋に続き、この試合も落として連敗していればACLを諦めなければならなかったかもしれない。次節の首位川崎F戦に向けて、貴重な勝点3となった。

 

(残り 3891文字/全文: 4240文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ