「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

DF37小泉慶「前半からどんどん走って、戦うっていうのが自分の出てる使命」/【プレイヤーズファイル】

 ザーゴ式の肝は、トランジションにある。速さがなければすばやくボールを奪い返すこともできず、攻撃時に数的優位をつくり出すこともできない。相手よりも早い判断で、すばやく動き続ける。アスリートとしての要求レベルはかなり高い。

 そのなかでSBの役割は特に重要だ。サイドからの分厚いサポートがあれば中央を固めたい相手の守備をはがすこともできる。SBは、ただでさえ長い距離を走る必要があるなかで、さらに速さも求められる。彼らの負担はかなり大きい。

 その高い要求に、見事に応えている選手の一人が小泉慶だろう。当初は、広瀬陸斗の怪我を受けたリリーフ起用だったかもしれないが、いまではピッチに欠かせない一人となった。無尽蔵と思えるほどの体力でピッチを駆け回る。

 

©KASHIMA ANTLERS

 

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