「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

詳細な準備を重ねて向かう開幕戦の戦い方とザーゴの本音/【プレビュー】明治安田J1第1節 サンフレッチェ広島戦

 19日には相手のプレスを踏まえたビルドアップの方法、20日には反対に相手のビルドアップを踏まえたプレスのかけ方を、広島の特徴を踏まえて確認作業が行われた。ザーゴ監督からはかなり詳細な指示が飛び、練習を見ていれば広島に対してどのような対策を取るのか手に取るように把握できた。

 実行するのは簡単ではない。ピッチの上では選手同士で確認作業が行われ、監督にも意見がぶつけられていた。プレスのやり方をピッチで確認した後、消化不良を起こしていると見た監督は、DFラインよりも前の選手たちを集めてミーティングを実施。さらにそこで意見交換が行われた。

「監督も選手もモヤモヤしたままではなく、やることをハッキリしていてやるのが大事。意志を合わせてやるための確認でした」(和泉竜司)

 和泉ら、SHは運動量が求められる。

「自ずと運動量は求められると思うし、ただ、なるべく無駄走りがないように、まわりとうまく連携を取りながら、なるべく高い位置で取れるようにしたい。そうすれば、そのままいい攻撃ができると思う。まずはそれを目指してやります」

 

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