「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

目的が明確なザーゴのトレーニング/【練習レポート】1/11@宮崎キャンプ

 アントニオ・カルロス・ザーゴ。新監督に就任したザーゴは、非常に落ち着いた雰囲気の持ち主だった。自身はトレーニングに対して細かく指示は出さず相馬直樹コーチの仕切りに任せる。28日にはAFCチャンピオンズリーグのプレーオフという大事な一戦が控えており、絶対に勝たなければならない試合に向けた準備にいち早く取りかかりたいところだろうが、まずは選手のコンディションを整えることから手を付けた。

 

 

 それでもトレーニングには随所にザーゴ流のエッセンスが垣間見られた。どこにでもあるメニューだが目的意識をハッキリと持たせる。4対2のパスまわしのあとは7対7のミニゲームに取り組む。非常に狭いスペースのなかでの7対7にも関わらず、選手たちは角度を付けてフォローに入りワンタッチでパスがつながっていく。昨季、あれだけボールを前に運ぶのに苦労していたチームとは思えない変貌ぶりに驚くばかりだった。

 

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