「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

攻めの姿勢を貫けず。連覇の夢、4冠の夢がついえる/【レビュー】AFCチャンピオンズリーグ2019準々決勝第2戦 広州恒大戦

 最後のチャンスを外したレオ・シルバが広州恒大のゴール前で大の字になっていた。ペナルティエリアまで侵入できた最後の最後でのビッグチャンス。シュートはゴール枠を捉えていたが、GKのカバーに入ったパク・チスがブロックすると、そこで試合終了のホイッスルが吹かれた。

「足が出ていなければ我々が次のラウンドに進む得点になっていたと思います。相手を讃えなければいけないと思います」

 相手を讃えるレオ・シルバ。MOMに選ばれた会見では悔しさを抱えながらも「この場を借りて広州恒大の皆さんにおめでとう、と言いたいと思います」とスポーツマンシップを示した。

 

 

 アウェーゴール。三竿健斗と白崎凌兵の欠場。久しぶりの永木亮太。第1戦とは違う位置に入ったパウリーニョ。いろいろなエクスキューズがあっただろう。それでも前半の入り方はあまりにも慎重すぎた。広州恒大に負けたことよりも、勇気が足りなかったことが悔しい。

 

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