「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

呪縛を解き放つラッキーな先制弾/【レビュー】天皇杯3回戦 栃木SC戦

 ゴールというものが大きな力を持っていることを改めて知らしめる90分だった。終わってみれば4-0の完勝だったが、1点が入るまでは重苦しい展開が続いた。相手の攻撃にさらされることはなかったが、ボールをうまく敵陣に運ぶこともできず、栃木SCの控え選手たちと互角の勝負となってしまった。(栃木はリーグ戦から先発10人を入れ替えていた)

 鹿島も同じく10人を入れ替えていたがGKの曽ヶ端準を筆頭に、DFラインにはチョン・スンヒョンと町田浩樹、ボランチはレオ・シルバと永木亮太、SHにレアンドロ、FWに伊藤翔と遠藤康と経験のある選手がズラリと揃っていた。それにも関わらずキックオフから相手を押し込めなかったことの方が問題。

 ボトルネックになっていたのは、ビルドアップの出口に当たる両SBだった。

 

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