「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

安部裕葵、安西幸輝両選手に関する報道について/【チーム編成】

 時代が音を立てて大きく変わろうとしている。クラブの経営およびチームの編成は本当に難しい時代に入ってしまった。

 安部裕葵がスペインのFCバルセロナから、安西幸輝がポルトガルのポルティモネンセから正式オファーが届いた。身分照会というレベルではなく正式オファーである。クラブとしては当然慰留に努めることになるだろうが、本人が移籍の意志を示せばそれに「NO」と言うことはできないのはいつもと変わらない。

 細かい移籍交渉は残されているだろうが、安部の相手はバルセロナという巨大クラブだ。久保建英で恥をかいただけに万難排して準備をしてくるだろう。もう一つはもう何度も何度も交渉をしてきたポルティモネンセである。鈴木満常務取締役強化部長がどういう人物かはわかっているはずだ。こちらが相手の出方もわかっているなら、相手もわかっている。メディア対応した鈴木常務の表情からは、クラブとして厳しい立場に置かれている雰囲気が伝わってきた。

 

(残り 1600文字/全文: 2011文字)

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