「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

好印象だった新加入選手たち/【チーム編成】@新体制会見

 新体制会見で選手と共に壇上にのぼった庄野洋社長は、次のように語った。

「2019年シーズンは次のサイクルへ向けた新たなチーム作りへのスタートを切ります。これまで鹿島アントラーズに数々のタイトルをもたらしてくれました、ピッチ内外で存在感を放ってきた小笠原選手が現役を引退。 ワールドカップでも活躍した昌子選手がフランスへの移籍などなど主力選手がチームを離れました。その上で今季はチーム内の絶対的選手、軸の確立ということが最大のテーマとなります」

 同時に、「目標については AFC チャンピオンズリーグの連覇はもちろん、全冠制覇という、全ての試合における勝利を目指すという姿勢は今後も変わりません」と明言。「2年連続無冠に終わった国内のタイトルの獲得、特に Jリーグの奪還王者奪還はクラブとして至上命題となります」と続けた。

 補強面で言えば、昨季の戦力に上乗せするどころか、小笠原満男、昌子源、西大伍という大きな存在が抜けた穴を埋め合わせることもできなかったように見える。それでもクラブはタイトル奪還を目指す。難しいチャレンジになるかもしれないなかで、新加入選手たちから受けた印象は非常にポジティブなものだった。

 当然、新シーズンを迎えるというだけでなく、新たなチームでの生活が始まるため気持ちが高まっている部分はあるだろう。しかし、それを差し引いても選手たちは“自分の言葉”を持っていた。そして、何故鹿島に来たのか自分の中で明確に捉えることができていた。

 

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