「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

この結果をどう受け止めるか?エポックメイキングな敗戦/【レビュー】CWCリーベル・プレート戦

 これでもか、と厳しい現実を突きつけられた。いまの戦い方では世界と互角に戦うことさえ許してもらえない。守備の接点がつくれなければ球際でファイトすることも、気持ちを込めて戦うこともできないのだ。寄せればはたかれ、一生懸命ボールを追うだけではどうにもならないレベルがあることを痛感させられた。

 もちろん年間60試合目に中2日のスケジュールだった影響も多少はあるだろう。連戦に強い土居聖真でさえ「バカきつかったです。最後は脚が棒だったし。気持ちで走らないといけなかった」と厳しいコンディションだったことを明かした。しかし、万全の状態だったとしも、それほど結果は変わらなかったのではないだろうか。チームとしてはSBが持ったときにプレッシャーをかける狙いがあったが、そこでボールを奪う場面はほとんどつくれなかった。

 

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