「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆金明輝監督「狙いをもってやってきた部分があったんですけど、蹴り合いになってしまった」/【コメント】明治安田生命J1リーグ第34節 サガン鳥栖戦

■金明輝監督

まずはサポーターがたくさん鹿島まで来てくれて後押ししてくれたことがこの結果につながったと思います。試合の内容については僕らの満足いく内容ではなかったのが僕の正直な感想です。もう少し狙いをもってやってきた部分があったんですけど、蹴り合いになっちゃったというか、堅い感じになったんですけど、それは致し方ないんで、こちらもまだたりないところがあるんだなと考えています。鹿島さんの圧力も感じながらやっていたので、最低限のノルマを達成できてよかったと思っています。

 

――監督に就任してから5試合で無敗。選手のがんばりもあったと思いますが、試合前の分析などスタッフのみなさんのがんばりもあったと思いますがいかがですか?

僕らU18から就任してから、僕自身もチームの内情がわかっていなかったので既存のスタッフと力を合わせて、ほんとに各々がしっかりパワーを出して特徴を出して、コーチングスタッフも選手も特徴を出したことでいろんなことが積み上がって、こういう結果になったのかなと思っています。

 

――就任なさったときに5試合でなにを変えないといけないと考えていたのでしょうか?

そうですね、ほんとに僕は試合でしか見れていなかったので、試合のなかで足りない部分というのは守備で人数をかけてしっかり守るところはできていたんですけど、人数をかけているぶん次が守備をして終わるということが多かったので、そこから出て行く作業と、やっぱりサッカーなので点を取らないといけないというところで、点を取るためにチームで共有することだったり、そういうものをトレーニングで1週間、また1週間と続けてきて、今日はちょっと得点の機会も少なかったですけどずっと引きっぱなしじゃなくって、しっかりと出て行くところは出て行く、アントラーズさんに対してもひけをとらないという部分はしっかり表現できたかなと思っています。

 

――勝点1を取れば残留が確定するということで、監督としてゲームプランはどのように考えていたのかということと、今季途中からだったと思いますが総括と来季への課題を教えてください。

他会場の結果というのは前半が終わった時点で知ってて、0-2で湘南が勝っているというところで、湘南が勝てば僕らは自動的に(湘南が)複数点を取られなければ、というところはあったんですけど選手には伝えず、アントラーズさん相手に引き分け狙いで引き分けられるほど甘くはないことはわかっていたので、しっかり勝ちに行くという姿勢を出しながら、あとは選手交代のところはやっぱりそういう意図も汲んで、前からのプレッシャーを弱めるとやられちゃうと思ったので、池田だったり豊田を起用したところです。今季の総括というところでは僕は5試合しかやっていないのでなかなかまとめることはできないんですけど、こうやって勝点をつみあげられるところを見たら、まだまだポテンシャルを秘めたチームなのかなと思いますし、来季に関しても僕らするとかしないとかまだぜんぜんわからないので、その辺はあんまり言い切るのは難しいんですけど、やっぱり今年を教訓にして変えていかないと。ただ、残留してというところを目指している訳ではないので、Jリーグで優勝できるくらいのチーム作りをしていかないといけないと思っています。

 

――就任した時点で17位。上向くターニングポイントは何だと思っていますか?

やはり初戦の仙台戦。その次のレッズ戦。これは負けましたけど、ある程度選手を見極めるというか以前のやり方に似たような形で進めさせてもらったんですけど、やはりそれじゃダメだと。守備の仕方も含め、攻撃の形も含め、大きく変えるには時間が足りなすぎたのでベースは置きながら、選手の能力を出すための細かな部分が見失われていたので、そういう初歩的な部分ですけど、やはり止めて蹴るの部分だったり、相手を追い越して走るだったり、走ってなんぼの現代サッカーなので、そこに関してはトライしてもらって、フェルナンドに関しても90分通して運動量もたくさん増えてくれたので、やればできるというところをしっかり見せられたのかなと思います。

 

 

 

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