「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆大岩剛監督「チームの一体感というものが、試合を追うごとにさらに大きくなっている」/【コメント】明治安田生命J1リーグ第32節 柏レイソル戦

■大岩剛監督

先制してすぐ追いつかれたところで、自分たちが前半、相手にボールを少しもたれる時間があったんですけど、粘り強く戦った結果が最後の逆転につながったなと。90分を通しては前半が鍵だったのではないかと思っています。すばらしいパフォーマンスと姿勢と立ち振舞いが見えて、非常に評価しています。

 

 

-- 若いメンバーが試合に出てセレッソ戦に続いて今回も勝ちきれたことについての評価をお願いします

このゲーム間隔の中でそれぞれが出場する機会を得て、それぞれがゲームに向け試合に向け準備するんですけれども、先ほども言いましたように姿勢だったり、立ち振舞いだったり、普段に練習に向ける姿勢もそうですけど、試合に出る出ないに関わらず、それぞれの選手が、若い選手だけでなくベテランの選手も、普段、試合になかなか出場する機会のない選手、全ての選手がこの試合に向けて準備していた。若い選手は当然頑張っているんですけれども、チームの一体感というものが、試合を追うごとにさらに大きくなっていると実感しているので、そこは非常に評価しながら嬉しく思います。

 

 

-- サイドから崩されることが多かったと思います。ハーフタイムで修正したポイントは?

レイソルさんのボールの動かし方というのは非常に洗練されていて、非常に苦労した前半戦でした。少しサイドバックとサイドハーフの立ち位置だったりとか、アプローチの距離だったりとか、タイミングだったりとかを修正して、後半は非常によく対応してくれたと思います。それは守備だけでなく次の攻撃につながる立ち位置を、選手たちがやってくれて、それが狙いのあるカウンターや攻撃につながったと分析しています。

 

 

-- 若手以外にも小笠原選手だったり、遠藤選手だったりというベテランの評価をお願いします

当然、我々はレイソルさんのおかれている状況を理解しています。勢いであったり、がむしゃらさであったり、そういうものをしっかりと自分たちも受けずに、アグレッシブにやろうという話をして、それを小笠原であったり、曽ヶ端であったり、遠藤であったり、永木も含めてですけど、彼らがそういうプレーを表現してくれる、若手を引っ張ってくれる、そういう存在でありますから非常に。今日の試合に関しても、頼りになると言うか、それは彼らに失礼ですけど、非常に頼りになるベテランたちでした。これは彼らの経験も関わってくるところなので、彼らの経験を若手たちがしっかり吸収して、若手が成長している、自信を持っている一つの要因だと思っています。

 

 

-- 公式戦3連勝で週末の ACL に臨みます。そこに向けてお願いします

いい状態かどうかは、これは本当に決勝までの3日間に関わってくると思うので、しっかりと良い準備をするということ。これはシーズンを通して言っていますけれども、目の前の1試合、決勝の1stレグの1試合、今日のJリーグの対レイソルに向けた1試合、次の決勝の2ndレグの1試合、本当に試合ごとに自分たちがひとつになって、一体となって、一体感がさらに大きくなったと思うので、そこはしっかりと自信を持って、テヘランに乗り込みたいと思います。ただ、絶対に難しいゲームになると感じていますので、抽象的ですけど、しっかりと準備するという気持ちでいます。

 

 

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