これが黒崎効果。再現性ある攻撃で町田を粉砕!/【レビュー】天皇杯3回戦 町田ゼルビア戦
CKで幸先よく先制点を奪い、サイドからのクロスで3得点を追加、さらに中央を攻略して5点目を突き刺す。さまざまなバリエーションの攻撃で、J2で4位につける町田ゼルビアから5得点を奪った。
「前半の入り方は町田さんに少し勢いを与えてしまいましたけど、そのあとしっかり修正して、ゲームのなかで状況判断をして、自分たちがプレーをアグレッシブに90分間やってくれたと思います。取り組んだトレーニングの成果が少し、結果として表れたんじゃないかと思います」
わざわざ大岩剛監督は「少し」と成果を限定した。
「ゲームのなかでミスもありましたし、もっともっと精度を上げなければいけない。ボールの奪われ方であったり失点の仕方であったり、そういうところはしっかり修正しなければいけないと思っています」
目指すところはこの試合での勝利ではない。昨季失ってしまったリーグタイトルを奪還すること。そのためには18試合で12得点しか取れていない攻撃を、中断期間で改善しなければ、なにを言っても説得力がない。
久しぶりの公式戦は、そのテストの意味合いも含まれていた。キャンプでやってきたことがどれだけ身についているのか、実際の試合で試す。5つのゴールは、キャンプからやってきたことが間違いでなかったことを”少し”証明しただけでなく、これから再開するJリーグにむけて「これならば」と期待を抱かせるものだった。
(残り 2338文字/全文: 2960文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ