「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

鹿戦士たちの日本代表戦通信簿とハリルホジッチ/【レビュー】E-1サッカー選手権 日本代表対韓国代表

 やっぱり好きになれない、というのが率直な感想だ。

この大会を戦った日本代表はA代表ではなかったかもしれないが、B代表なのかC代表なのかは分からない。

 この言葉をどんな気持ちで言ったのだろう。ヴァイッド・ハリルホジッチにとってE-1を戦ったチームは”自分のチーム”ではなかったのかもしれない。

 優勝をかけた日韓戦ということで周囲は勝手にボルテージを高めていたが、ハリルホジッチは始めから勝つ気などなかったのだろう。

 確かに、W杯で勝つ、ということを目標に掲げるならば、こんなところで手の内をさらけ出す必要はない。しかし、Jリーグが終わったあと、わざわざ招集した選手たちにはどう顔向けするつもりだったのか。所詮、彼らを戦力とは見なしておらず”光る才能を見せる者がいたら儲けもの”くらいにしか思っていなかったのではないか。そう思わせるほど、監督の動き鈍く、試合後のコメントは言い訳じみていた。

 

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