【コラム】クラブを包む雰囲気。それは言葉よりも大事な財産(2017.11.09)
クラブを包む雰囲気には、それぞれ独特のものがある。
先日、大宮に行って感じたのはすごく静かだな、ということだった。9日にオフ明けの鹿島に行ってみて、その思いはさらに強まった。単純に、鹿島の方がわちゃわちゃしてる。それは珍しく金崎夢生がオフ明けの練習から参加していた、という理由だけではないだろう。GK練習だけを見ても、古川昌明GKコーチが声を出し、クォン・スンテがムードメーカーとして場を盛り上げる冗談を絶えず飛ばしている。バラバラに見えながらも気持ちが散逸してしまうのではなく、一点に集中していくという感じだろうか。
もちろん勝っているから、というのが大きいだろう。負けているときは鹿島でも静かな練習になってしまうし、どこからも声が聞こえてこないこともあった。チームの雰囲気に勝ち負けが最も大きく影響を与えることは間違いないだろう。大宮に行っていろいろな人たちと話して思ったことは、プレーしている選手だけでなくクラブの周りにいる人たちも自信を失っている、ということだった。
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